山口県下関市で歯科技工所を開設するには?

山口県で働く歯科技工士のおよそ6割は、歯科技工所に勤務しています。県内の歯科技工所は、人口の多い下関市や宇部市といった瀬戸内海沿いや西南部に集中しています。
最近は医療機器の技術も進歩していることから、最先端の施工機器を取り入れた歯科技工所も増えてきているようですよ。

歯科技工所の役割とは?

歯科技工所には、歯科技工士という医療専門職がいます。歯科医師からオーダーを受け、歯の治療で使う入れ歯やインプラント、ブリッジなどを、患者一人ひとりの口腔内に合わせて作る特別な技術を持っています。
山口県には歯科技工所が200件ほどあります。歯科医院と連携しながら、地域医療のひとつとして重要な役割を担っているのです。

下関市で新しく歯科技工所を開設するには?

今回は山口県の中でも、下関市で歯科技工所を開設するための手続きをご紹介します。

開設にあたっては、保健所に必要書類の提出が必要です。「歯科技工所開設届」「構造設備の平面図」「歯科医師や歯科技工士の免許証写し」など、いくつか準備するものがあるのでホームページで確認しておきましょう。受付は開設日〜開設後10日以内となっていますが、施設設備や運営基準などの確認があるときは、工事前にあらかじめ相談しておくと良いですよ。

書類の提出や相談窓口は、下関市保健所の管轄課です。下関市は中核市なので、独自に保健所が設置されています。山口県保健所と間違えないように注意してくださいね。

歯科技工士として経験を積みながら、独立の準備をしよう

歯科技工士として経験やスキルを伸ばせば、独立後もお客さんは付いてくるでしょう。

また、開業には設備や機械といったシステム導入で大きな予算が必要になることも。軌道に乗るまでの生活費も含めて、計画的に資金を準備しておくと安心です。歯科技工所に勤務していれば、技術はもちろん運営のノウハウなども勉強できるチャンスがありそうですね。