岡山は瀬戸内海に面し、温暖な気候によって古くから多くの都市が建設されてきました。それを支えたのが優れた建築物の設計です。今回は岡山にある優れた設計による建築物を紹介し、設計事務所の仕事内容についても開設しましょう。
岡山の優れた設計による建築物3選
岡山の優れた設計による建築物として、岡山城(金烏城)や、岡山県立美術館、旧日本銀行岡山支店(ルネスホール)といった建物が挙げられます。岡山城は、岡山市の中心部にある城郭のことです。宇喜多直家、その子に当たる秀家によって築城された建物で、安土城の設計を参考に建設されたと言われています。野面積みの石垣を持つ平面不等辺五角形の天守台に3層6階の構造となっており、関ヶ原合戦以前の望楼様式の代表的な設計です。次に岡山県立美術館は岡田新一の設計による建築物です。同氏は最高裁判所など公共建築物の設計に実績があり、どこか最高裁判所を思わせるような重厚感があります。最後の岡山支店(現ルネスホール)は日銀本店の設計を手掛けた辰野金吾のもとで設計を学んだ長野宇平治が行っています。どこか日銀本店を思わせるような雰囲気の建物です。
設計事務所の仕事内容は?
設計事務所の仕事内容と言えば、設計の業務だけをイメージするかもしれません。もちろん、設計事務所は設計を主な業務として行っていますが、一方で監理者として建設のチェックを行う業務も行っています。工事が予定通り進んでいるかといったことや図面に基づいた正確に作られているか、コストが適切に抑えられているかといった点もチェックしています。もちろん現場では専門知識を持った施工管理技士のようなプロフェッショナルもいますが、設計事務所では違った視点でチェックを行っているのが特徴です。
そもそも設計事務所とは
いきなりもとに戻ってしまいますが、改めて設計事務所について解説します。設計事務所とは建物などの設計や先ほど紹介したチェック業務(監理)をする建築家がいる事務所です。日本には10万社以上の建築士事務所が登録されています。