乳幼児健診や保育園などで「児童発達支援」という言葉を耳にしたり、紹介されたりする機会があるかと思います。
紹介されたはいいけれど、児童発達支援がどういうものなのかよくわからない、という方は多いのではないでしょうか。
今回は児童発達支援制度と、埼玉県で支援を受けるためにはどうしたら良いのか、独自の取り組みについてご紹介していきます。
児童発達支援制度とは?
児童発達支援とは、障害のある0歳から6歳までの未就学児が自立支援を受けるための制度の事です。
お子さんだけでなく、保護者の方も含めて施設を利用してサポートを受けたり、ご家庭全体の支援を目的としています。個別相談も行っていますので、少しでも不安なことがあれば一度相談してはいかがでしょうか。
埼玉県で支援を利用する方法は?
埼玉県で児童発達支援を利用するには、「障害児通所受給者証」が必要となります。お住まいの市区町村窓口で申請をして、発行してもらいましょう。
発行に必要な書類については各自治体のHPを参照してくださいね。発行されると実際に支援施設へ通所ができますし、より具体的にそれぞれのお子さんに合わせたサポートが受けられますよ。
埼玉県独自の取り組みは?
埼玉県では、独自の取り組みとして、「サポート手帳」があります。サポート手帳は、「相談支援ファイル」と「サポートカード」で構成されていて、各市町村の障害担当窓口で配布しています。相談支援ファイルは、乳幼児期から現在までの、支援内容が確認できる成長記録の位置づけで、各関係機関が情報共有できるようになっています。一方サポートカードは提示することで、あらゆる生活シーンでお子さんの特徴を理解してもらい、支援を受けやすくするものです。この取り組みによって、お子さんが日々スムーズに生活できますし、保護者の方も、周りの理解を得やすくなるのではないでしょうか。サポート手帳の存在をもっと広めて、より良くみんなが暮らしていける街になって欲しいですね。