産業廃棄物が私たちの生活に与える影響をご存知でしょうか。
2019年、神奈川県のとある土地区画整理事業用地から見つかった、産業廃棄物の処理に最大100億円の費用がかかるというニュースもありました。
では実際にどのような廃棄物を産業廃棄物として扱い、どのような影響を与えているのでしょうか。
産業廃棄物とは
産業廃棄物とは、事業を行う上で発生した廃棄物の中でも定められた種類のもののことをいいます。
また、爆発性・毒性・感染性を持つものは、産業廃棄物の中でも特別管理産業廃棄物と呼ばれるものに区分されます。
廃棄物の中の定められた種類は次のようなものがあります。燃え殻・汚泥・廃油・廃酸・廃アルカリ・廃プラスチック類・紙くず・木くず・線いくず・動物性残さ・ゴムくず・金属くず・ガラス及び陶磁器くす・鉱さい・がれき類・動物のふん尿・動物の死体・ばいじんなどです。業種によって産業廃棄物と判断されるものが変わります。
神奈川の産業廃棄物処理業者では、このような産業廃棄物の回収、運搬、処理まで責任をもって行っています。
産業廃棄物が引き起こす問題
産業廃棄物が引き起こすデメリットは、社会問題としても取り上げられています。
まず問題となっているのが、埋め立てをして廃棄物を処分する施設である最終処分場が不足していることです。埋め立てを行う土地がだんだんと減り、何十年か後には無くなってしまうかもしれないという問題を抱えています。
次に、不法投棄の問題があります。廃棄物処理にかかるコストが増えているため、法に従わない方法で処理をする業者もいるようです。
最後に環境問題です。私たちの健康に対する問題でもあります。埋め立てに際して、水質汚染や土壌汚染が全く無くなったわけではありません。
一般廃棄物のリサイクル
産業廃棄物の問題を根本的に解決することは個人には難しいかもしれません。けれど、日常の内に個人が廃棄物として処理している『一般廃棄物』に対して、個人で取り組めることがあるのではないでしょうか。
その1つに、『3R』があります。3Rとは、リデュース(ゴミを減らすこと)・リユース(繰り返し使うこと)・リサイクル(資源の再利用)のことです。できることからコツコツと続けてみましょう。