図書館で、女性のワークライフバランス等の本を探しているときに出会った本です。
そろそろ自分自身のライフプランとして、子育ても視野に入れたいと思いましたが、仕事も絶対に辞めたくない、そうして悩んでいる時にこの本のタイトルが目に入りました。
本の概要
この本は2011年に、アメリカの二人のワーキングマザーが書かれた本です。
一人は行動科学博士でもう一人は国際弁護士です。
そしてお二人に共通するのは、コーチングを極めている、ということです。
そしてこの本はポジティブ心理学がベースとなっています。
その結果、各章にその章のまとめとして、自分で行うエクササイズを収録してくださり、これを実際にやることで、ポジティブな考え方をしっかりと身につけられるようになっています。
自分が勇気をもらった内容
この本を読んでいると、子育てで仕事に打ち込めないと、周りからおいていかれる、というような既存の価値観を疑問視することができます。
元クリントン政権報道官のディー・ディー・マイヤーズさんは「子育ては、ゴールドマン・サックスと働くのと同じくらいリーダーシップの訓練に役立ちます」ということをおっしゃっているそうです。
そしてこのような考え方は、この本でインタビューをしたほぼ全ての女性に共通するということです。
またこの本にはワーキングマザーの子供たちの言葉も載っていました。
その中には「母親が仕事をしていて宿題とかを手伝ってもらえないから、自分でできるようになりました」という言葉や、「母親に仕事を辞めてほしいとは思わない」というような言葉も見られました。
つまり、母親が働くことで子供が自立しやすいという環境になり、また他者への思いやりを持った子供に育つ可能性も高い、ということを示唆しているように思えませんか?
まとめ
母親が働くことは悪いことではありません。
罪悪感を感じる必要は全くありません。
日本社会は世界ジェンダーギャップ報告書2021で、153カ国中総合で120位です。
項目別では特に賃金格差が83位、労働力参加68位、所得101位となり、働く女性にとっては辛い環境かもしれません。
しかし、すでに述べたように育児は仕事にも役立ちます。
そして子供の自立にも役立ちます。
ですからこの本でポジティブ心理学に触れて、働く女性たちに幸せな考え方を身につけてほしいと思います。