重要なのは栄養
介護食を考える際に重要なのは「栄養」です。どの世代であっても、栄養は生きるための糧。少しでも不足してしまうと、健康にも大きな影響が出るのは避けられません。
しかし栄養が必要であるのは介護の「か」の文字を知らない人でも、ある程度はわかることです。問題は「どうやって」栄養を補うのかでしょう。栄養バランスの取れた食事ほど、難しいものはありません。そこで介護に必要な栄養を上手く取り入れる方法について、取り上げます。
習慣づける
まずは習慣です。たとえお腹が空いていなくても、時間が来たら食べ物を取り入れるように心がけます。
食事前になると人間の身体は、食べ物を受け入れる準備を整えます。しかし準備万端整っている中で、食べ物が入ってこないと大変です。下手をしたら、身体の自由がきかなくなるでしょう。1日3食朝昼晩と、決められた時間に取るように心がけます。ただし、きっかり「◯時から朝ごはん」と厳密に決めていては、長続きはしません。「朝ドラが始まる時間に朝食」など、毎日の楽しみと関連させれば習慣になるでしょう。
サプリを使うのもいいけど……
栄養がどうしても足りない場合は、栄養補助食品(サプリ)に助けてもらうのもありです。ただし栄養補助食品を取り入れる際には、慎重に慎重を重ねる必要があります。介護を受けている立場となれば、日常的に飲んでいる薬があるでしょう。薬とサプリの組み合わせが悪ければ、大変な事態です。
どうしてもサプリをとりたいのならば、事前に専門医に相談するのが1番です。高齢者向けのサプリは多く見かけますが、取り入れる際には注意が必要です。
デリバリーを使う
思い切ってデリバリーに頼るのも良いでしょう。最近は介護弁当といった、商品も次々と登場。足利をはじめ、栃木全般に広がっています。足利で提供されている介護弁当は栄養バランスが整っており、咀嚼が弱くなっている人に配慮したメニューになっています。
介護を受けている人に食事を提供するのは、かなり難しいもの。介護サービスを実施しているところは増えているので、利用しない手はありません。