6世紀の中ごろに日本へ伝わった印刷技術
現在では日本全国いろいろな地域に印刷会社が存在しており、さまざまな物に印刷を施しています。
もちろん四国にもたくさんの印刷会社がありますし、現在では印刷技術もかなり向上しています。
では、日本に印刷という方法が伝わったのはいつごろなのでしょうか。
日本に印刷の技術が伝わったのは、6世紀の中ごろだと言われています。
陀羅尼のお経というのがあるのですが、これが現在世界に残されている最古の印刷物だと言われているのです。
その後日本ではあまり印刷というのは行われてきませんでした。
それが江戸時代になると、日本の印刷技術は急速に発達してきたのです。
ただし、その多くは木版印刷だったと言われています。
木版印刷というのは、木の板に文字や模様を掘って印刷をする方法です。
江戸時代はずっとこの木版印刷が主流であり、その後活版印刷に移っていきました。
日本にも活版印刷の技術は江戸時代初期に入ってきていたのですが、殆ど使用されなかったと言われています。
本格的に使用されるようになったのは明治に入ってからであり、その後は印刷の技術もどんどん進歩を遂げていくことになるのです。
印刷技術もどんどん近代化していく
明治になって活版印刷が使用されるようになってからは、どんどん印刷技術も近代化されていき、便利な世の中になっていきます。
電気メッキの技術を使用する電胎法という印刷方法も伝わってきましたし、1900年代に入ってからは、現在でも主流として使用されているオフセット印刷も使用されるようになるのです。
通常印刷は紙に行う物というのが常識でしたが、戦後は紙以外の物にも印刷ができる技術が導入され、現在に至っています。
四国をはじめ、今では環境にやさしいフレキソ製版の導入も徐々にですが進んでいますし、今後ももっと新しい印刷技術が導入される可能性も十分あると言えるでしょう。
特に近年はかなりのスピードで高度な技術が導入されてきているのです。